内容説明
全米にマッカーシズムの嵐が吹き荒れ、資本主義こそが王者だった時代、アメリカは満足感と安心感を享受していたが、それを大いに反映していたのが広告だった。危険で誤った情報が氾濫していた社会において、1950年代の企業は原爆実験を見学するラスベガスの休日とか、健康的に気分を高揚させてくれるタバコであるとか―マルボロを吸ったらいい気分になるよ、と赤ん坊から母親への提言つきの!―ありとあらゆるものの販売促進を行った。「世界最高の全自動洗濯機」から「男に新たな展望を与える」キャデラックまで、1950年代のアメリカの広告表現の多彩さを紹介する傑作集である。
目次
Alcohol&Tobacco
Atomic/Defense
Automobiles
Consumer Products
Entertainment
Fashion&Beauty
Food&Beverage
Industry
Interiors
Travel
著者等紹介
ハイマン,ジム[ハイマン,ジム][Heimann,Jim]
ロサンジェルス在住。グラフィック・デザイナー、作家、歴史家であり、カリフォルニア州パサデナにあるアート・センター・カレッジ・オブ・デザインで教鞭を執っている。エンターテイメント業界のコンサルタントも務めている
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