著者等紹介
引野久慶[ヒキノヒサヨシ]
1934年東京生まれ。1958年早稲田大学政治経済学部卒業。1989年住友銀行定年退職。1994年辻会計事務所退職。2000年日本写真学園研究科卒業。現在、菊池東太写真塾在籍。個展多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MO
8
東京の下町の路地裏や、住宅街の隙間とかビルの反射とか、全くつまらないイメージが並ぶが、こうも堂々とやっていると、これはベッヒャーみたいな高尚な意味でもあるのだろうかと勘ぐってしまう。けど、蓄積、反復する事が写真の持つ一つの力だということはにはハッと気づかされました。それは対象が詰まらなければつまらないほど、写真の機能を説明できるのだと思った。2022/03/22
ymmtdisk
2
「I 路地」「II 階段のある町」「III リフレクション」と3部構成になっていて、どのテーマも私の好みと合致しており、「あー、わかる!」という言葉が自然と出た。▼解説は土田ヒロミ氏。著者の写真に「都市社会学的」「都市民俗学的」な視点・視線を指摘していたり、リフレクションを映し出すビル群についても『ガラスで覆ったビルは、他者を映して自らの身を隠し自分自身の姿を隠蔽する建造物が立ち並ぶ風景』と表現していたり、興味深い解説だった。▼図書館の特集「白か黒か」で紹介されていてパッと手に取ったけど、当たりだった。2022/03/17
Koki Miyachi
2
定年後に写真学校に通い写真を取り始める。その姿勢に感銘を受けた。写真は、「路地」「階段のある街」「リフレクション」という三部作。作者の個展と対応している。テーマが明確で、それぞれ余計な要素を排除した潔い写真ばかり。決して売れ線の写真ではないかもしれないが、写真に真摯に向き合うスタンスに共感した。特に「リフレクション」のシリーズが都市の様相を写し込んでいる印象で好きだ。2021/11/20




