著者等紹介
菊地一郎[キクチイチロウ]
1971年生まれ。1993大阪芸術大学写真学科卒業。現在栃木県宇都宮市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごま
9
どこか変な景色が好きで、生活圏でも旅先でも、ん?と思わせるものがあると楽しい。それは自分一人の感覚とは思ってなかったけど、こういう本になっているのは驚き。廃墟や工場本のことを初めて知った時と同じように嬉しい。「偽景」は自然のなかに人工的なものが加わり、偶発的に非日常の光景になるもの。意図的じゃないから面白い。日本中の、のべ75か所の撮影地リスト付き。2014/05/30
奈良 楓
8
【〇】自然の風景の中に入り込む、不思議な人工物や謎の形のトンネルなど。そういったちょっと心にひっかかりを感じさせる風景写真でした。2019/07/12
RYOyan
1
日本全国のちょっとどこかへんてこりんな光景との出会い。僕もそんな場所に出会うたび、シャッターを切ってる。2011/09/17
牧丘一郎
0
道の描写がいいです。 2011/06/12
pokomoko
0
自然の風景に溶け込んだ人工物がモノクロに切り取られ納められています。その様はまるで廃墟のようです。写真というものはただレンズに写る風景をそのまま持ってくるものではないと思ってます。そこには写す人の思想なり情念なりが反映されているのではないかと。私がもしここに写されている場所を訪れたとしても同じように見る事は出来ないでしょう。そこにはまた違った景色が広がっているように思えてなりません。2008/02/25