内容説明
「小説の神様・横光利一」の不朽の名作『夜の靴』の“人間模様”を、地元出身の著者にしてはじめて可能な“新たな発見”と“詳細な解説”かつ多数の貴重写真を添えて編んだ「夜の靴・文学散歩」の決定版。
目次
序章 『夜の靴』と私
第１章 『夜の靴』の舞台・上郷という村
第２章 『夜の靴』に登場する人びと
第３章 東源寺と菅井胡堂
第４章 指月慧印禅師と「夜の靴」詩句
第５章 “仏の口を聞きに”の巫女
第６章 “天作”の白土工場
第７章 『夜の靴』の食物と村びとの親切
第８章 回想の横光利一
第９章 庄内の横光、その後の利一
終章 『夜の靴』覚え書き―読む詳注
著者等紹介
村上文昭［ムラカミフミアキ］
昭和１０年（１９３５）生まれ。鶴岡市上郷（旧・西田川郡上郷村）に十七歳まで暮らす。現在、関東学院大学教授
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