グワンシ―中国人との関係のつくりかた

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784887598836
  • NDC分類 338.92
  • Cコード C0034

内容説明

なぜ、日本製品は中国で大人気なのに、日本企業は十分に成功していないのか?なぜ、中国ではコネがまかり通るのか?なぜ、中国では契約や法律が当てにならないのか?日本人の義理と中国人の義理はどこが同じでどこが違うか?中国人社会理解の鍵にして、中国ビジネス成功の鍵、グワンシ。はじめての一般向け概説書。

目次

第1章 中国理解と進出の鍵、グワンシ(グワンシがいかに重要か?;グワンシがなぜ必要になってきたのか? ほか)
第2章 グワンシの、欧米や日本の人的「関係」との決定的な違い(グワンシと他文化のソーシャル・ネットワークとはどこが違うか?;グワンシと日本の「和」は、どこが違うのか? ほか)
第3章 グワンシの負の部分からいかに逃れ、その利点をいかに活用するか?(グワンシの最大の機能とは?;グワンシによる腐敗事件、どんなことが起こっているのか? ほか)
第4章 中国人社会における社会装置としてのグワンシ(「法律」とグワンシでは、どちらが優先されるのか?;グワンシは何によってつくられるか? ほか)
第5章 グワンシをいかに活用するか?日本企業への実践的アドバイス(日系企業のスト事件、なぜ起こったか?;グワンシの肯定的側面を、いかに有効活用するか? ほか)

著者等紹介

ツェ,デイヴィッド[ツェ,デイヴィッド][Tse,David K.]
謝貴枝。香港大学商学院国際マーケティング学部長。香港中文大学経営学部卒業後、カリフォルニア大学バークレー校にて経営学修士(MBA)、経営学博士(Ph.D.)取得。カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学で10年間教鞭をとった後、香港、中国、米国、欧州の大学で研究を重ね、1998年香港大学国際マーケティング学部教授に就任。また、同大学に華人経営研究センターを設立し所長に就任した。国際マーケティング、中国マーケティングの権威であり、グワンシ(関係)システム研究の第一人者として知られる

古田茂美[フルタシゲミ]
香港貿易発展局日本首席代表。国際基督教大学大学院行政学研究科博士前期課程修了(行政学修士MPA)、香港中文大学大学院崇基書院経済学研究科交換留学、神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了(経営学修士MBA)、立命館大学大学院国際関係研究科博士後期課程修了(国際関係学博士Ph.D.)。香港の対外貿易促進を目的に設立された準政府機関である香港貿易発展局香港本局に、1982年、初の日本人スタッフとして入局。東京事務所市場開発部長、大阪事務所長を経て、2005年、日本首席代表に就任、日本市場における貿易促進活動の企画・立案・展開を統括する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かみけん

0
中国と日本の公私の違いのビジネスへの影響について概念的にも、実践的にも理解できた。2014/11/11

Tommy おぢさん

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ビジネスで中国人と付き合いのあるひとは必読の書ですね。☆☆☆☆★2012/08/03

こまき

0
西洋人よりは中国人の文化を理解しやすい文化的土壌を持っている。それでもわかりにくい中国の文化。なまじ似ているからといって、同じ価値観で考えるとうまくいかない。日本企業がいまいちうまくいかないのもそのため。 公という字が入ってきたときすでに日本にはおほやけという言葉があった。それに漢字をあてただけなので、中国の公と日本の公は意味が違う。日本の公が私の反対であるのに対し、中国の公は私の集合である。 企業としてうまくやるには、価値観の違いをわからせてこちらのやり方に合わせさせることが肝要。2013/03/12

tkokon

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【ふむふむ】○中国では人間関係(グワンシ)は、法秩序と同格か、それ以上の重要性を持つ。 ○日本語で「契約」は「契」と言う文字がある通り「絶対性」がある。中国語で契約は「合同」。単位「同じ意思を持つものが合わさっている」(契りがない) ○企業の私物化や身内の登用は、倫理観の欠如ではなく、中国人にとって家族親族を優遇・重用することは当然のこと。 などなど、大連時代の経験とも符合する。彼らは、「おかしい」わけでも「悪い人間」なわけでもない。大事にするルールが我々と違うだけなのだ。2012/10/13

ゆりか

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中国人の友人が「中国では法学部卒はポストが少なく就職が厳しい」と言っていた理由がわかった気がした。それぞれの国にはそれぞれの文化があり、違いを尊重することが大事なのだと感じた。2011/08/20

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