内容説明
「できません」は禁句!上司の指示には逆らわない。部下に好かれようと思わない。やたらに笑顔を振りまかない。「何を知っているか」ではなく、「だれを知っているか」がものを言う。会議は始まる前と終わった後に意味がある。…etc.女性と若者が知らない7つのビジネスルール。
目次
序章 男は「野球」で、女は「ままごと」でビジネスのルールを学んだ
1 トップの言うことには逆らわない
2 対立を恐れない
3 チームプレイに徹する
4 リーダーらしくふるまう
5 自分を有利に見せる
6 批判されてもめげない
7 ゴールをめざす
著者等紹介
ハイム,パット[ハイム,パット][Heim,Pat]
世界に名の知れた語り手、コンサルタント。ロサンゼルスでコンサルティング会社ハイム・グループを経営し、リーダーシップ、コミュニケーション、チームづくり、男女の違いなどについて、クライアント企業にコンサルティングサービスを提供している。クライアントには、P&G、ゼネラル・エレクトリック、ジョンソン&ジョンソンなど数百社が名を連ねる。コロラド大学でコミュニケーションの博士号を取得
ゴラント,スーザン・K.[ゴラント,スーザンK.][Golant,Susan K.]
文学修士。生物心理社会学や女性問題に関する著書多数
坂東智子[バンドウトモコ]
東京都在住。上智大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
syaori
64
語られるのは、「正しい」と思う行動には男女で隔たりがあり、それは男性が「野球」などの競争的な、チームで勝ち(ゴール)を目指す階層的な交流を通して成長するのに対し、女性は「ままごと」など水平で皆で仲良くやるのを是とする環境で育つからで、つまり文化が違うのだということ。提示される男性像・女性像ともステレオタイプで現実はもっと複雑だと思うのですが、女性は「過程」を、男性は「ゴール」を重視するなど身に覚えのある指摘も多々あって、会社だけでなく男性との間で摩擦や葛藤を感じたときに考える参考になりそうな一冊でした。2025/06/12
ひなた
5
特に仕事がらみの夫の不可解な言動に対して、私には分からなくても夫には重要なのだろうと思って口を挟まないように努めてきたけれど、この本を読んでいくうちに夫の行動原理が分かって気持ちがすっきりした。夫婦関係だけでなく、すべての人間関係に役立ちそう。類似の本を何冊か読んでみるつもり。2015/07/29
chie
4
図書館。まさに女性のための本だとは思った。この通りなんだろうなぁと思うところも多かった。女性は読んで損はないと思う。それとは別に、看護師さえ、男性医師と女性医師は扱いが異なるらしい。男性社会での生き方、女性同士の摩擦への対応など、ビジネス社会では必要なこと満載だった。常に勝負、勝ち負け。相手に道を譲るな!などなど実践していきたい。2010/02/21
まりこ
3
「大人の女はどう働くか?ー絶対に知っておくべき考え方、ふるまい方、装い方」で紹介されていた本の一つ。本書では「成功=昇進」が前提で話が進められているが、女性がビジネス・ゲームで勝ち残るための7つのルールがわかりやすく解説されている。「野球」と「ままごと」での比較は非常にわかりやすい。圧倒的に男性の多い職場にいるが、すべて腑に落ちる内容だった。女性が職場で賢く働くためのヒントがたくさん詰まった本。男と女の考え方の違いは男性上司にも知っておいてほしい内容。2019/06/03
ホークス
2
ビジネス・ゲームと似ていますが、女性にはこちらの方がピンとくる様に思います。語りかける感じで、受け入れやすいんじゃないでしょうか。男性にも大変勉強になります。日本の職場にまず必要なのは、男女の文化の違いをしっかり認識する事だと思います。良い悪いとか、どう活かすかとかは、その後の話。この関係の本を三冊読みましたが、全部勉強になりました。2014/06/23