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目次
第1章 開祖の学生(帰神;なおの誕生;なおの出口家いり;貧苦の連続;夫・政五郎の死;大本の開教;お筆先;転々とする神)
第2章 丹波から日本へ(少年喜三郎;高熊山の修行;開祖との出会い;再会;経糸・緯糸;不協和音;胎動のなかの開祖昇天)
第3章 丹波から世界へ(白熱化する宣教活動;第一次大本事件;霊界物語による出発;王仁三郎の蒙古(モンゴル)入り
王仁三郎の超人的活躍
大躍進)
第4章 大弾圧と聖師の昇天(昭和十年十二月八日;裁判;保釈;終戦―事件解決―聖師昇天)
第5章 現代に生きる大本(耀〓(わん)顕現
世界にはばたく大本
みろくの世)
著者等紹介
伊藤栄蔵[イトウエイゾウ]
1903~1994。大阪府生まれ。1923年大本に入信。第2次大本事件のため約50日間勾留される。教団在職50年にわたり、この間、宣教部長、大道場長、教学委員、総務(責任役員)、大本教学研鑚所所長、人類愛善会会長、人類愛善新聞社社長、大本エスペラント普及会(現・エスペラント普及会)会長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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黒猫
11
邪宗門を先月読み、邪宗門のモデルとなった大本の歴史を知りたく読んでみた。大本を有名にしたのは戦前の2度の国家による弾圧、いわゆる大本事件である。この本は、大本事件も丁寧に解説してあり、ただの宗教本ではないと感じる。開祖のなおの苦労から、お筆先に至る過程や聖祖王仁三郎の破天荒な性格も書いてある。王仁三郎は不思議な人だ。カリスマ性があったんだろう。大本の「みろくの世」とはいかなるものか、分かりやすい。みろくの世が1日一時間~三時間の労働で済むなら確かにいいなあ。邪宗門を読む前にこの本から入るのもありかな。2016/12/01