内容説明
バザラとは奈良県の新薬師寺に安置されている本尊、薬師如来を護衛する十二神将の内の一体、伐折羅大将像のこと。500円切手のデザインにもなっている。今はほとんど色が残っていないが、つくられた当時は、ジャングルに咲く原色の花々のように鮮やかな色彩に包まれていたという。ワビ・サビで捉えられがちな「文化財」。実は当時最高のクリエーターが最先端の技術を駆使した前衛アートだったのかも知れません。そんな視点から、現代の最先端技術と意気込みと遊び心を持って文化財に体当たりしたのがこのシリーズです。
目次
レーザー光線、バザラに発射!―2001年11月
バザラと一緒に、踊りたい!―2001年12月
DVD計画はプロポーズから―2002年10月
測り・撮る、ナマ十二神将―2002年11月
サイケデリックな想像―2002年12月
1250年前の色、残ってる?―2003年1月
遠い過去への、遠い道のり―2003年7月
決断の大波小波―2003年10月
そして、なんだか手の中に―2004年2月
追記として―僕なりのけじめ
巻末資料
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