内容説明
韓国、中国、インド、そして日本を代表するデザイナーが集い、アジアが共有する記憶の古層。その、未来への展開を語りあう…。
目次
はじめに 多彩なアジア、そのデザイン思考を語りあう…
アジアの多主語的世界に魅せられて…
伝統文化を未来に手渡す…(アン・サンス×呂敬人×杉浦康平)
宇宙には文字がたくさん詰まっている…(アン・サンス×杉浦康平)
ブックデザインに文化の遺伝子を、織りこむ…(チョン・ビョンキュ×杉浦康平)
「天円地方」、伝統語法を今日に生かす…(呂敬人×杉浦康平)
民間文化の活力を編む…(黄永松×杉浦康平)
「アーカーラ」、インド・カリグラフィーの技と心…(R.K.ジョーシー×杉浦康平)
「形なきもの」から「形あるもの」へ…(キルティ・トゥリヴェディ×杉浦康平)
あとがき 伝統と現代、新たな創造語法の探求へ…
著者等紹介
杉浦康平[スギウラコウヘイ]
1932年、東京生まれ。グラフィックデザイナー、神戸芸術工科大学名誉教授。意識領域をイメージ化する独自の技法によって、多くのクリエーターに影響を与えつづけている。アジアの伝統的・神話的な図像・文様・かたちの質を「万物照応する世界」と形容し、多くの著作にまとめている。また、アジア文化を紹介する展覧会の企画・構成や造本を数多く手がけるとともに、アジア各国のデザイナーとも密接に交流する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。