著者等紹介
ツェマック,マーゴット[ツェマック,マーゴット] [Zemach,Margot]
1931年にロサンゼルスに生まれ、子ども時代をニューヨークですごした。ロサンゼルスのカウンティ美術学校で絵を学び、奨学金でウィーンの美術アカデミーに留学した。1957年に、ウィーンで出会ったハーブと結婚し、マサチューセッツ州ケンブリッジに落着き、翌年長女のキースが生まれた。さらに1960年にハイジ、62年にレイチェルが生まれ、69年から家族ぐるみでヨーロッパへ移った。デンマーク滞在中に4女のレベッカが生まれたが、74年に夫のハーブは死去した。夫との共作で14点の絵本を描いており「ダフィと小鬼」は1974年度コールデコット賞を受賞している
渡辺茂男[ワタナベシゲオ]
児童文学の創作、翻訳家。1928年、静岡市に生まれ、慶応大学文学部図書館学科卒業。米国ウェスタン・リザーブ大学大学院修了後、ニューヨーク公共図書館に勤務し、子どもの本の実態に触れ、帰国後は母校図書館情報学科教授。児童文学の国際交流に努め、国際児童図書評議会(IBBY)副会長を勤めた後、名誉会員。JBBYの設立、IBBY東京大会(86)開催に主導的役割を果たす。80年モービル児童文化賞受賞。2006年、他界(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みつばちい
29
4年と5年の授業で。ユダヤの民話。家が狭く家族が多くて狭くてうるさくて困り果てた男が賢者のラビに相談に行く。すると飼っている動物を家の中に入れろとアドバイスされ、、? 展開とオチが面白いのでとてもよく聞いていた。2022/12/06
猿田彦
3
ユダヤのお話。貧しい男が小さな一部屋しかない家に、妻と母親と、6人の子どもで住んでいました。夫婦は言い争いばかり、子どもは喧嘩ばかりとうとう我慢ができなくなってラビ(法律家)のところへ相談に行きます。ラビの提案は別棟で育てていた動物たちを家の中に入れるということ。狭い部屋はますます狭くなり、騒がしさもひどくなるばかり。我慢できなくなってラビに相談するたびに招き入れる動物は増えてゆく。最後の相談の時、動物たちを外に出すようにと言われる。ほうら、平穏な日々が戻ってきましたよ。生き生きとした絵が素敵な絵本です。2023/03/09
らんどるる
2
だいぶ前にチェックしていた本。なんとなくオチは読める。最初に戻っただけなのだが。比較の問題か。(7分半)2023/03/07
読生
1
悪いな、しかし賢いな、ラビさん。 日常が非日常になり、あの懐かしい日々と思い出す。 コロナ禍で嫌というほど味わいましたね。 そして今、また忘れつつある。 定期的にラビさんにアドバイス貰わないとダメなのかもしれない。 ありがたいこってすの気持ちを忘れずに。 2023/12/31
てぽぽ
0
長めなので選書もれ。