出版社内容情報
おばあさんが焼いたパンぼうや。おうちから世間へと飛びだした。そこに待ちかまえていたのは。
およそ3~4才から
内容説明
おばあさんが焼いたパンが転がって逃げ出してしまいました。パンぼうやを食べようと色々などうぶつがやってきますが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
42
ロシアの昔ばなし。『おだんごぱん』の優しいタッチの絵が大好き。こちらはマーシャ・ブラウンによる絵♡独特の力強いタッチで描かれながら、可愛く描かれるパンぼうやが際立つ。2021/03/05
Cinejazz
14
〝ある日、お爺さんが「婆さんや、パンを焼いてくれんかね」...「まぁ、爺さんや。粉もないのに、出来やしない」「そう言わずに、婆さんや。臼の底、がりがり引っ掻いて、粉箱の中ごしごし、擦ってみておくれ」...ようやく出来上がった「パン坊や」は、ころころ転がっていき、広い世界へと飛び出した…悪戯ウサギ「パン坊や、君を食べちゃうぞ❢」「食べないでおくれよ、ウサギくん。歌を唄ってあげるから」…〟パン坊や「食べちゃうぞ」って、次々に森の動物たちがあらわれ、パン坊やは絶体絶命に・・・。ロシアの昔話の絵本です。2024/11/06
ヒラP@ehon.gohon
10
同じ話を、他の人の作品で読んでいたので、新鮮味はあまりなかったのですが、「がらがらどん」のマーシャ・ブラウンの存在感はとびぬけています。 貧しいおじいさんおばあさんが、粉をかき集めて作ったパンの大脱走。 あまり人を馬鹿にしてはいけませんよ。 軽いタッチのパンに対して、他の登場者は存在感たっぷり。 なんで新刊かな~と思ったら、『パンはころころ』の題で別訳がありました。 おじいさん、おばあさんがちょっとかわいそうすぎるので、私は『ジョニーのかたやきぱん』のようなハッピーエンドの方が好きではありますが。2015/03/18
あおい
9
おじいさんおばあさんから逃げ出したパンぼうや。ころころ転がった先にはウサギが…表情豊かなパンぼうや。マーシャ・ブラウンの絵が素敵。2022/07/27
Aya
9
【図書館】新刊コーナーにて。レトロな色彩の絵に惹かれて借りてみた。なけなしの粉から生まれたパンぼうやの大脱走劇。おじいさん、おばあさん、うさぎに、オオカミ、くままでもをコロコロ転がり逃げ出していく…。ラストのパンぼうやはお気の毒と思ったけど、パンぼうやを食べようと家中の粉を集めて作ったおじいさんとおばあさんはもっとお気の毒…。2015/04/03