出版社内容情報
隣に里子としてきたターニャ。私をいじめる3人組をギャフンとやってくれた。でも、ターニャには問題がいくつも。私の大切な友、ターニャ。
およそ11~12才から
著者等紹介
ウィルソン,ジャクリーン[ウィルソン,ジャクリーン][Wilson,Jacqueline]
1945年イギリスのサマセット州バースに生まれる。ジャーナリストを経て作家となる。イギリスで最も人気のある作家のひとり。作品に『おとぎばなしはだいきらい』(カーネギー賞候補)、『バイバイわたしのおうち』(チルドレンズ・ブック賞、産経児童出版文化賞)、『ふたごのルビーとガーネット』(スマーティーズ賞、チルドレンズ・ブック賞)など多数
シャラット,ニック[シャラット,ニック][Sharratt,Nick]
1962年イギリスのロンドンに生まれる。美術学校を卒業後、雑誌や児童書のイラストレーターとして活躍
小竹由美子[コタケユミコ]
1954年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。児童書だけでなく、ヤングアダルトや一般書など幅広い分野で活動している。三人のお子さんの母親であり、三人のお孫さんのおばあちゃんでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kolion
10
大人から見れば付き合って欲しくない友だち、でも、子どもにとっては失くしたくない友だち。自分がもっと痩せていたら、ママがもっと素敵だったら、いじめに遭わなかったのに。キムたちのいじめから救い出してくれたのは隣の家に里子として迎え入れられていたターニャだった。14歳なのにヒールを履き派手な髪型をしていることもマンディには魅力的だった。万引きするところを見てしまってからマンディの気持ちは揺れ動く。母親の心配、子どもの思い、双方を描きながら、ベストフレンドが必ずしも完璧に良い子でないことも教えられる。良かった2020/08/17
morgen
5
原題は"Bad girls"。いじめっ子たちは勿論だが、主人公のマンディが憧れるターニャもbadなところがあり…。母親を恥じて嘘をついたマンディもある意味bad。アーサーと新しい担任の先生のような人たちが学校にいてくれて良かった。海外ドラマを観ているかのようなお話だった。2019/09/13
ぷりけ
4
いじめを受けている女の子。複雑な家庭環境の女の子と出会って仲良くなるけど、その子は万引きしてる。お互いを思いやる二人がとても印象的だった。小学中高学年向きの本。解説に「チョイス・カインド」だったかな、いい言葉だ。2012/12/10
ちろるのすけ
3
女の子たちのいじめがリアル。いじめって世界共通なんだなってつくづく。マンディのお母さんの愛情は押し付けがましいけど、親目線で見ると必死に子どもを守ろうとしてるいいお母さんじゃんって思う。でも子目線で見るとたまったもんじゃないんだろうな、とも。学校でのいじめと家族の過干渉に悩みながら日々成長する少女の姿を上手に描いた作品。2018/10/13
みのりん
3
ターニャはやさしい子だと思いました。
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