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出版社内容情報
川で、白い子犬を助けたおじいさん。犬は恩返しに宝のある場所を教えます。それを知ったよくばりな隣のじいさまは、宝ほしさに無理やり犬を連れだしますが…。
およそ5~6才から
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキノ
13
【隣のじいさま型昔話】2011年2月発行。椿原菜々子 文 太田大八 絵。おなじみの昔話。巻末に詳しい解説あり。福島県・群馬県地方の昔話だという。「むかしなぁ ざっとむかし。」ではじまり、最後は「ざっとむかし おわったど。」【186】2024/10/12
ヒラP@ehon.gohon
12
あれこれ「はなさかじい」のお話を読んでいます。クロスするように太田大八さんの絵本をまとめ読みしています。どちらから見ても味わいたっぷりの絵本です。巻末の解説もお勉強になります。2017/03/13
もも助
11
「花さかじいさん」の話を読むのは久しぶりだ。なので、記憶がはっきりしないが、犬が香箱に入って川を流れてきたり、枯れ草に花が咲いたりするのは初めてのように思う(表紙絵もよくある桜ではない)。解説を読むと、松の木にとまった白い鳥など、より神聖なイメージをもたせる描き方であるようだ。福島の方言が耳に心地よい。正直者で善い行いをするものには恵みを…現実の世界でもこうあってほしいものだ。2017/04/13
ヒラP@ehon.gohon
11
誰もが知っているお話ですが、福島に伝承されているお話は、おじいさんが川上と川下に暮らしていました。 犬が香箱に入れられて流れてきたのには、高尚さを感じました。 最初に犬に会うのが、性悪な川上のおじいさんというのも意外なところ。 とことん運を掴めない人間という感じで、身を滅ぼすのも頷けます。 太田大八さんの絵が絵巻物のようで、うっとりしてしまいました。 いろいろ読んだ、大人の人向けのようにも思いました。2016/09/14
バニラ風味
9
この絵本は2011年に発行。全く同じ挿絵の絵本が1990年にトモ企画から発行されている(こちらは、大江ちさとさんの文です)ので、トモ企画が倒産し、童話館から再刊したと思われます。椿原さんの文は、大江ちさとさんの文とは全く違います。(香箱のくだりや、会話、方言)。また、「枯れ木に花を咲かせましょう」は、大江さんの方では、上のじいさまの言葉です。この絵本は、椿原さんが、日本昔話通観の福島編と群馬編に啓発を受けた事で、語り口が違うのでしょう。気になる方は、トモ企画と童話館との絵本を並べて、比べてみて下さい。2015/02/05
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