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出版社内容情報
あるところに、かえるのがまどんと、さるのさるどんがいました。
ふたりは、がまどんのひろった稲の穂から米を育て、だんごをつくって食べることに。
田うえも草とりも稲かりも、働くのはがまどんばかり。いよいよもちをつくことになりましたが、そこにはさるどんの計略が…。
およそ6~7才から
著者等紹介
大江和子[オオエワコ]
新潟県新発田市生まれ。長崎純心女子短大保育科卒業後、東京白百合学園小学校教諭となる。のちに神奈川県下に私立幼稚園を設立し、園長を務めた。のち、自宅で子ども文庫。現在はフリーな立場で、幼いころに聞いた昔話の強い印象などの文章化を試みている
太田大八[オオタダイハチ]
長崎県出身。多摩帝国美術学校卒業。戦後まもなく絵本やこどもの本の挿し絵を描きをはじめ、半世紀以上にわたり、子どものための創作を続けている。国際アンデルセン賞次席、モービル児童文化賞など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
真面目で働き者のがまどんとちょっとずる賢いさるどんのおはなし。さるどんの思惑通り話が進んで行くけれど、米作りの大変さも分かってくる。2018/10/17
ヒラP@ehon.gohon
12
さるどんの嘘を疑いもせず、もくもくと働き続けるがまどんの実直さには感心します。途中でほうり出したら、お米は出来ません。 最後の最後に、その努力が報われたことにはほっとします。 ずるいさるの生き方が良いのか、もくもくと働くがまどんの生き方が良いのか、報酬がなくてもがまどんの方が輝いているように思うのですが。2017/05/02
ひな
12
今月のぶっくくらぶより長女用その2。お話自体はずる賢いさるどんと働き者のがまどん、という昔話によくあるパターンですが、昔話と方言の独特の語り口が、今じゃ使わないんだろうなと思うのにとても心地よく。こういうの、ずっと残っててほしいと思ってしまう。2015/08/07
あおい
9
1本の稲穂を拾ったがまどん。団子を作って食べようとするが、さるどんが田んぼをまいて米を作ろうと言い…働き者のがまどんとずるいさるどん。働かざる者食うべからず!2024/04/22
遠い日
7
越後の昔話。イギリスの「おとなしいめんどり」などと同じお話。怠け者のさるどんがのらりくらり言い訳をしながら、がまどんにさせてきた田んぼの仕事。結果だけかっさらおうと決め込んださるどんを見舞ったアクシデント。まじめながまどんの、意外に逞しい主張が小気味良い。2016/11/22