出版社内容情報
ある秋の日、小僧はくり拾いに出かけ、夢中でくりを拾ううちに、日が暮れてしまいました。
そこで、山の中の一軒家に泊めてもらうことになりましたが、なんとそこは、おにばばの家でした。
小僧は逃げようと、知恵をはたらかせて、便所に行かせてもらいます。そこに現れたのは便所の神さま。
さて、小僧は逃げきれるでしょうか。
およそ5~6才から
著者等紹介
稲田和子[イナダカズコ]
岡山県に生まれる。岡山大学法文学部卒業。1955年ごろより、昔話の採集・研究にあたっている
太田大八[オオタダイハチ]
長崎県出身。多摩帝国美術学校卒業。戦後まもなく絵本やこどもの本の挿し絵を描きはじめ、半世紀以上にわたり、子どものための創作を続けている。国際アンデルセン賞次席、モービル児童文化賞など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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新地学@児童書病発動中
105
小僧さんがおっかない山姥の家に迷い込んでしまいます。絶対に絶命のピンチに陥るのですが、便所の神様が現れて……。便所の神様という設定が面白かったです。子供の時に母か祖母に「お便所には神様がいる」と言われたことを思い出し、懐かしい気持ちになりました。人を喰った結末で笑ってしまいました。怖い山姥も意外にお人好しのところがあります。2018/09/15
鴨ミール
27
童話館出版の太田大八さんの絵のシリーズが好きです。きのうはこちらの本を見つけたので、値段を見ると220円!買うしかないでしょ。状態も良いということはあまり読まれてなかったのかな。昔話は読むのが難しい分、上手に読めたらうれしい。最後の「イチゴぶらーんとさがった、なべのしたカリカリ」(新潟県の昔)とあるが、意味は?2025/06/24
いっちゃん
11
三枚のお札と同じ。題名が違うだけ。お話の最後の、よくある「とっぴんぱらりいのぷう」の代わりに、「イチゴぶらーんとさがった、なべのしたカリカリ」が、うけた。2015/04/03
喪中の雨巫女。
10
三枚のお札に似ている。2011/01/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
食べられたやまんば、三枚のおふだなどの類似のおはなしという事で欲しくなりました。2018/04/14