出版社内容情報
ふくろう博士は、森の真ん中に立つ、オークの木のうろに住んでいます。書斎の壁の本棚には、ふくろう博士の知恵の本がぎっしりつまっていて、かしこい頭で勉強しているのです。ある時、森に嵐がやってきて、ふくろう博士の家を粉々に吹き飛ばしてしまいました。ふくろう博士は途方に暮れます。翌朝、風がおさまって、グレー・ラビットが壊れたふくろう博士の家をみました。「ふくろう博士、お気の毒に!」そう思ったグレー・ラビットは、ヘアとスキレルに状況を話し、ふくろう博士のあたらしい家探しをしようと三匹は森へ出かけました。ヘアとスキレルは、途中で家探しを諦めましたが、グレー・ラビットは一晩中かかって“うろ”のある木を探し出しました。翌日、三匹は、ふくろう博士のために新しい家をきれいに掃除し、本棚に本を並べ、ふくろう博士が大切にしていたものを元通りに飾りました。ふくろう博士は新しい家をみて感激します。「ありがたい思いやりだなぁ!」そして、今、三匹にぴったりのプレゼントを渡そうと森の中を飛んでいるのです。(編集企画室 U・A)
およそ7~8才から
著者等紹介
アトリー,アリスン[アトリー,アリスン][Uttley,Alison]
1884‐1976。イギリスの田園地帯で生まれ、子ども時代を豊かな自然のなかで過ごす。大学で物理学を学び、女子校で理科を教える。1929年に、グレー・ラビットのおはなしの最初の作品を発表し、以後、このシリーズは30冊を数える
テンペスト,マーガレット[テンペスト,マーガレット][Tempest,Margaret]
1892‐1982。イギリスに生まれる。子ども達のための絵画教室をひらきながら、絵本・こどもの本の仕事を続ける
神宮輝夫[ジングウテルオ]
1932‐。長年、児童文学の評論、英米児童文学の研究と翻訳にたずさわる。青山学院大学、白百合女子大学で教鞭をとる
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感想・レビュー
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おおた
みよちゃん
のん@絵本童話専門
mayuri(Toli)
食パン