りすのパナシ

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  • サイズ A4判/ページ数 32p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784887500457
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

生きものの生態とドラマを、清冽に描く5連作。1930年代初版(フランス)の香りのままに、翻訳を見直しての復刊。

著者等紹介

フォシェ,リダ[フォシェ,リダ]
1899~1955。チェコスロバキア・プラハに生まれる。若い頃より、恵まれない立場にいる子ども達への教育にかかわった。そのことを通して、『野うさぎのフルー』や『りすのパナシ』のシリーズのもとになる『カストール叢書』の著者ペール・カストールと出会う。のち、彼と結婚し、以後、このシリーズは、夫妻の共同の仕事となった。パリにて他界

ロジャンコフスキー,フェードル[ロジャンコフスキー,フェードル]
1891~1970。ロシア・ミタワに生まれる。イラストレーター、作家。自然に親しみながら、長じてモスクワ美術学校に学ぶ。1914年から1917年にかけ、陸軍に画家として役した後、ロシア革命の間、ウクライナの子どものための本に挿絵を描き始めた。内戦から逃れてフランスに渡り、パリに身を寄せた。そこで、アメリカの編集者に見出だされ、次いで、リダ・フォシェとの出会いから、『野うさぎのフルー』や『りすのパナシ』のシリーズの絵を手がける。挿絵を描いた作品は100点にものぼるが、そこには、いずれも、いきいきした色彩、ゆたかな自然観察という、彼の絵の特質を見ることができる。コルデコット賞受賞画家

いしいももこ[イシイモモコ]
1907~。浦和市に生まれる。日本女子大学卒業後、編集者として出版社に勤務。その後、アメリカへ渡り、こどもの本、図書館について学ぶ。帰国後、こどもの本の翻訳家、作家として、戦後まもなくの、わが国児童文学界の草分けのひとりとなる。その功績により、1953年、菊池寛賞受賞。以後、一貫して水準の高い仕事を続け、現在にいたるも、わが国児童文学界の最高峰に位置する。自室の一室を開放した「かつら文庫」を、長年、主宰してきた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちえ

25
子供のころ、別の版が家にあった。その頃は言葉が多いこともあってかそれほどではなかったが、大人になって読み返すと、本当に良い本だと素直に思う。リダ・フォシェの文章はリスの生活を良くとらえていて、ロジャンコフスキーの絵は隅々まで美しくてまるで自分自身が森の中にいるような気持ちにひたる。いしいももこさんの訳も上質な日本語。久しぶりに開いたんだけど、もっとしばしば手に取りたいなと改めて思った。1934年にパリで出版された本。日本では1964年に福音館書店で刊行され、2003年に童話館出版で復刊された。2018/09/29

gtn

22
信じれば、そしてあきらめなければ、春は必ず来る。2021/12/01

みさどん

15
パナシってリスの子どもだけれど、リスの一家の物語といった方があっている。か弱いリスがどのように生き延びるか、どのように工夫して生きていくかが子ども向けの言葉で語ってあるのが好ましい。生き物を愛でられるのは、どれだけその生き物のことを知っているかにかかっている。だからリスの生態を教えてくれるこの絵本はそこに読む価値があるような気がする。これを読むと、読み聞かせてもらうと、リスに対して、さらには森の生き物に対して優しくなれるんじゃないかな。2016/04/03

mntmt

14
リスの絵が素晴らしい。気持ちは、すっかりリスになって、読んでいたので、人間の子が登場したとき、その子が宇宙人に見えた。1934年、フランスで出版された絵本。2015/08/20

花林糖

9
パナシを通してリスの生態を丁寧に描いた絵本。ロジャンコフスキーの絵がとても素敵で、森の動植物が丁寧に描かれている。2015/04/23

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