ビロードうさぎ

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ビロードうさぎ

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  • サイズ B5判/ページ数 44p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784887500365
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8797

出版社内容情報

昔、ある年のクリスマスに、ぼうやへの贈り物として、ビロードでできたうさぎがやってきました。でも、すぐに他の古びたおもちゃと一緒に、長い間、物置に入れられたままになります。うさぎはその物置で、かしこい木馬から、おもちゃは、しんから可愛がられたら「ほんとうのもの」になるということ聞きます。うさぎは、そうなりたいと思います。
ある日、ぐうぜんに、うさぎは、ぼうやの手に取られます。それから、ぼうやと一緒の毎日が始まります。うさぎはかわいがられ、そのおかげで、ずいぶん傷んでしまいます。   
そんななか、ぼうやが重い病気にかかります。ぼうやの病気によくないと、うさぎは捨てられ、翌日には焼かれてしまうことに。うさぎは、あんなに幸せだった頃を思い出し、涙をひとつぶこぼします。その時、子ども部屋の妖精が現れて、うさぎを、ほんとうのうさぎに変えてくれるというのです。うさぎは言います。「ぼくは、いままで、ほんとうのものではなかったのですか。」妖精は答えます。「ぼうやには、ほんとうのうさぎでした。ぼうやは、あなたがだいすきでしたから。でも、これからは、あなたは、だれが見ても、ほんとうのうさぎになるのです。」人間の子どもも、しんから可愛がられて、ほんとうの子どもになりたいと、願っているのかも知れませんね。  (K)
およそ11~12才から

内容説明

ある年のクリスマス・プレゼントのひとつとして、ぼうやのもとにやってきたビロードうさぎ。木綿のビロードとおがくずでできたビロードうさぎは、子ども部屋の他の高価な機械仕かけのおもちゃの中で、肩身のせまい思いをしていました。でも、仲よしの皮の馬から、子ども部屋には魔法がおこることを知らされます。「もし、そのおもちゃをもっている子どもが、ながいながいあいだ、そのおもちゃを、ただのあそび相手でなくて、とてもながいあいだ、しんからかわいがっていたとする。すると、そのおもちゃは、ほんとうのものになるのだ」ビロードうさぎは、自分もほんとうのうさぎになりたい、と思いました。やがて時は過ぎゆきます。

著者等紹介

ウィリアムズ,マージェリィ[ウィリアムズ,マージェリィ][Williams,Margery]
1881~1944。イギリス・ロンドンに生まれる。結婚のあと、アメリカに居を構えた。おとな向けの小説を書いていたが、1922年には、絵本の作家に転身。『ビロードうさぎ』は、彼女の最初の作品。他に30点ほどの作品を残しているが、後世に残るほどではなかった。1944年ニューヨークで他界

ニコルソン,ウィリアム[ニコルソン,ウィリアム][Nicholson,William]
1872~1949。イギリス・ノッティンガムシャーに生まれる。著名な画家、肖像画家、デザイナー。こどもの本にはじめてかかわったのは、1898年に『An Alphabet』をつくったときである。この作品は、「その表現形式は、まごうことなく20世紀を予見させる最初の絵本」と評された。1904年には、『ピーター・パン』の舞台と衣装のデザイナーをつとめた。1922年に『ビロードうさぎ』にさし絵を描き、その後、娘と孫たちのために自作の児童書2冊『かしこいビル』(1926年ペンギン社)『The Pirate Twins』(1929)をつくった。これらの業績により、Sirの称号を授与される。1949年、他界

いしいももこ[イシイモモコ]
1907~。浦和市に生まれる。日本女子大学卒業後、編集者として出版社に勤務。その後、アメリカへ渡り、こどもの本、図書館について学ぶ。帰国後、こどもの本の翻訳家、作家として、戦後まもなくの、わが国児童文学界の草分けのひとりとなる。その業績により、1953年、菊池寛賞受賞。以後、一貫して水準の高い仕事を続け、現在にいたるも、わが国児童文学界の最高峰に位置する。自宅の一室を開放した「かつら文庫」を、長年、主宰してきた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

136
絵が素朴な感じでいいと思いました。むかしの絵本という感じがぴったりです。話の内容もあたたかな感じが出ています。石井桃子さんが新訳で出された本なのですね。絵本の割には文章が多くお母さんが話して聞かせる本だと思いました。2016/05/03

(C17H26O4)

75
酒井駒子さん訳・絵のも以前読んでとてもよかった覚えがあるけれど、個人的には石井桃子訳のこちらの方が好き。酒井さんの方は画の力が際立つがゆえに(抄訳というせいもあるかもしれない)切なさが強くもたらされ、大人のための絵本という気がした。こちらは、ぼうやの成長も、ぼうやによってほんとうのうさぎにしてもらえたビロードうさぎの喜びもかなしみも、そして後に子ども部屋の妖精によってほんものの野うさぎの仲間にしてもらえた新たな喜びも、全てをごく自然なものとして捉えることができるように思う🐇2023/01/09

らぱん

50
石井桃子訳版。酒井駒子訳版との読み競べ。当然ながらあらすじは同じだ。比較が目的なので違いと魅力を挙げたい。全訳で量的に文章が多く、やや冗長とも言えないこともないが、深みと味わいがあり、ラストシーンの印象の違いで余韻が深く長く残る。挿絵はオリジナルで数は少ないが時代色と西洋的な趣がある。ポターのピーターラビットを思い出した。読ませる石井訳と見せる酒井訳で、自分は石井訳が好きだ。2019/07/07

ぶんこ

49
幼い頃に一緒に寝て遊んだぬいぐるみ。私にはそんな思い出がないので想像に過ぎませんが、ぬいぐるみというよりは友達なのでしょう。ぼうやに対するウサギの気持ちがいじらしい。妖精さんに本物にしてもらえてよかったね。2018/02/06

森の三時

35
もう100年くらい前の作品ですがまったく色褪せない物語です。今も世界中の幼い子が、ぬいぐるみにどれだけ助けられていることでしょう。小さい頃は、ぬいぐるみとお話ができたけれど、大人になる前に、別れのときがくる。けれど、ずっとずっと大人になったあとに、どうしてだろう、また会いたくなるときがくる。心が弱ったときは、ちょっとよごれたあの日のぬいぐるみを抱きしめたらいいのに…。2018/02/11

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