感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
152
人は誰でも、その人だけの小さな家を持つ必要があります。そんなメッセージから始まる優しい絵本。…どんなときにも自然体に戻れる場所はありますか。一人でそっとできる時間はありますか。沢山の人々と楽しんでいますか。あなただけの小さな家は保てていますか。作者は私に語りかけます。…天気がいいね。みんな野原に寝そべって空を見上げているね。誰かの小さな家の側を通るときは、礼儀正しくすることを忘れないで。声をかけるときは穏やかにね。みんな、秘密の場所で大切な時間を過ごしているのよ。…沢山の夢や希望は小さな家から生まれます✨2021/09/07
chiaki
40
縦長のちいさな絵本に、モノクロで描かれた愛らしい絵がいっぱい詰まっていることに惹かれ手に取りました。誰もが必要とし、誰もが持つ"ちいさないえ"。その空間にいる時間は、自分だけの時間。誰にも邪魔されたくないし、してはいけない。わいわいとみんなと過ごすことは楽しいけれど、自分と向き合い対話する静かな時間を誰もが欲している。とても好みの1冊でした。文はやや長く、少し説明的なので、ゆったりした気分の時に、語りかけるように、膝の上や少人数への読み聞かせに向いている。2021/04/29
ヒラP@ehon.gohon
28
少し理屈っぽい絵本かも知れません。 子どもたちの秘密基地のような気もしました。 でも、誰にも干渉されない自分だけの世界の大切さを語っているようです。 変型サイズで、不思議なコマ割風で、モノクロームのイラストが、この本を特別なものにしているようです。2023/10/26
鴨ミール
28
こちらの絵本はちょっと長いお話ですが、子どもに繰り返し読みたい。誰にでも邪魔をされたくない時間があるものです。子どもにも大人にも。その事をわかりやすく丁寧に描いています。子どもに邪魔されて鬱陶しく感じることは、子育て中にはよくあることです。私も多々ありました。そんなときにこの絵本を知っていたらな~。さりげなく何度も読んであげたのに(*^^*)友達と距離のはかりかたを教えるのにも有効だと思います。2015/05/22
mntmt
21
わたしのちいさないえは、どこかな。今は、”本”かな。子どもの頃は、ソファーの後ろや、窓際の陽だまりだった気がする。2015/11/16
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- 和書
- 新選源氏物語五十四帖