内容説明
逸見猶吉は強制破壊された谷中村に生まれ、早くから新思潮の画や詩に目覚め詩誌『歴程』を仲間と共に創刊し、数々の詩誌に作品を発表する。谷中から東京へそして満州へ、残された言葉フェータル(宿命)のつぶやきと共に作品、六十余篇を残し異郷新京に夭折する。濃密な人生を疾駆した詩人の生涯を辿る。
目次
第1部 資料編(聞き書き;日蘇通信社について;菊地康雄資料;長谷川濬資料;関合正明資料 ほか)
第2部 研究編(ウルトラマリンの意味;詩篇「ベエリング」を読む;ボードレールの基底;エドガー・アラン・ポー;詩篇「母音」を読む ほか)
著者等紹介
森羅一[モリライチ]
1946年栃木県益子町に生まれる。現在、栃木県文芸家協会に所属。著書:逸見猶吉に関する著書3冊、焼物に関する著書1冊、詩集2冊がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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