内容説明
足尾銅山鉱毒被害民に寄り添い、救済のために奔走した男の生涯を、未公開史料をも駆使して丹念に追った記念碑的労作。
目次
序章 左部彦次郎の歴史的評価をめぐって
第1章 生誕・成長と足尾銅山鉱毒問題との遭遇
第2章 鉱毒被害民救済活動への邁進
第3章 川俣事件への連座
第4章 谷中村廃村問題の中で
第5章 土木吏としての活動・晩年
終章 左部彦次郎の生涯に触れて、そして新たな課題
著者等紹介
安在邦夫[アンザイクニオ]
1939年、三重県生まれ。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修を卒業し、同大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士課程を修了。専攻は日本近代史。早稲田大学教授(文学部、現文学学術院)。早稲田大学第二文学部長・同大学史資料センター所長・同大学人権教育委員会委員長・神奈川大学特任教授・東京歴史科学研究会代表委員等を歴任。田中正造全集編纂委員会メンバーとして同全集第2~5巻の編集を担当。早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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