内容説明
突然、逝ってしまった父に、どう、子は向きあったのか。自らの足跡をたどりはじめた父は、突然、不帰の客となった。残された子は、あとを継いで父の歩んだ道を探しはじめた。休む間もなく走り続けた立松和平の生涯を追う。
目次
第1部 振り返れば私がいる(ゆっくりした出発;不思議の国への旅;早稲田大学に入学す;自己を武器化せよ;はじめての異国の景色 ほか)
第2部 振り返れば父がいる(父からのボール;眠る父のまわりで;南無妙法蓮華経;さるやま団地へ;旅も釣りも仕事? ほか)
著者等紹介
立松和平[タテマツワヘイ]
作家。1947年栃木県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。在学中に「自転車」で早稲田文学新人賞、80年『遠雷』で野間文芸新人賞、93年『卵洗い』で坪田譲治文学賞、97年『毒―風聞・田中正造』で毎日出版文化賞、2002年『道元の月』で第31回大谷竹次郎賞、07年『道元禅師』で第35回泉鏡花文学賞、08年『道元禅師』で第5回親鸞賞を受賞。10年2月逝去
横松心平[ヨコマツシンペイ]
作家。1972年東京都生まれ。北海道大学大学院農学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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