内容説明
大学受験に失敗して浪人中の身である冬星は、赤い長靴をはいた少女りんと出会った。ひょんなことから、即興でデュエットする羽目になった冬星とりんは、「そうるめいと」という名前でストリートミュージシャンを始めることになった。こうして音楽を通じて知り合った二人のまわりで、柔らかな風が舞い始めていた。そう、奇跡が始まっていた…。
著者等紹介
寺崎ちえこ[テラサキチエコ]
1958年栃木県生まれ。1981年三世帯同居の旧家に嫁ぐ。その後二男に恵まれ、1997年長男の高校受験を機に小説を書き始める。1999年「蒼き旅人」でコスモス文学賞児童小説部門において文学賞受賞。2003年「夢見る郷」で同新人賞、2007年『水色のグラウンド』(文芸社)で同文学賞受賞。『そうるめいと』にて2010年日本文学館出版大賞特別賞、2011年コスモス文学賞奨励賞受賞。精神障がい者地域活動支援センター生活支援員、介護福祉士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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