内容説明
シカ、クマ、サル、キツネ、イノシシ、ウサギ、オオタカなど栃木県は野生動物の王国である。動物たちの保護管理と人間との共存を目指して40年以上にわたる研究成果をまとめ、今後の課題を展望する。宇都宮大学小金澤正昭教授退官記念出版。
目次
第1章 動物の生き方を知る―生態と保全(栃木で出会えたキツネの世界;タヌキは人里離れた山奥でどう生き抜いているのか?;Topics栃木で覚えたことを ほか)
第2章 生物どうしの関係を知る―生物間の相互作用(シカによって変貌した日光の植生;シカがもたらす土壌動物群集への影響;マルハナバチはシカに影響される? ほか)
第3章 動物が引き起こす問題を知る―野生動物管理(分布調査からみえる栃木県の野生動物問題;栃木県が行ってきたシカ対策;環境省が行ってきたシカ対策 ほか)