内容説明
130年前の日光が、鮮やかに甦る。明治初期の日本を旅した中国知識人の見聞録を現代日本語に翻訳した労作。
目次
上巻(閏三月初七日~四月初六日)
中巻(四月初七日~五月十六日)
下巻(五月十七日~七月十五日)
著者等紹介
王韜[オウトウ]
1828~1897。太平天国に上書したのが発覚し、香港に亡命し、中国古典の英訳の助手に携わる。スコットランドにも招請され、赴任途中経由地を歴訪し見聞を広める。香港に帰還後『法国志略』『普法戦記』などを執筆。1874年中国語新聞『循環日報』を設立。新聞を通して中国の変法を訴える
丸山雅美[マルヤママサミ]
1965~。帝京大学文学部史学科、中国・四川大学歴史系、佛教大学大学院文学研究科修士課程を卒業。埋蔵文化財の調査、中学校や高校で社会科教員、ホテルマン、日本語教師、翻訳業などの仕事を経て、現在中国・福州外語外貿学院(大学)で日本語を教授。古代から現代までの中国史を幅広く研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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