内容説明
小野蘭山が詳細な採薬記を残し、岩崎潅園は色鮮やかな植物画を描いた。植村左平次が指導した人参は、人々を救い、日光山麓の農民の生活を潤した。近世日光を訪れた本草家や植物学者の足跡をたどり、日光の植物に魅了された人々を紹介する。
目次
1章 本草学の発達と採薬人
2章 採薬と人参栽培
3章 植物とくらし
4章 植物を描いた人々
5章 明治の来訪者
6章 植物余話
著者等紹介
竹末広美[タケスエヒロミ]
1953年、栃木県に生まれる。学習院大学法学部卒業。現在、矢板東高校教諭。『藤原町史』・『いまいち市史』・『鹿沼市史』の各編さん委員を務める。栃木県歴史文化研究会会員。第1回ふるさととちぎ歴史文化研究奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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