内容説明
足尾に魅せられ、通いつづけて20年。交通・住宅・食文化から、祭礼・芸能・植林事業にいたる、足尾の歴史・文化の掘り起こしの記録。
目次
幻、鉱山の町の旅篭のこと―足尾千軒といわれた頃の足尾の宿
鉱山のマーケット「三葉会」のこと―足尾の小売店のルーツは行商から
未完成の魅力―珪肺で逝った名もなき足尾焼の始祖
銅の道を歩く―利根川めざし馬で運ばれた足尾の銅
足尾銅山のフランス料理―明治に花開いた鉱山町の食文化
銅山町の交通・運搬今昔―鉄索夫三十年、稲妻の光が鉄索を走る
江戸の長屋・鉱山の長屋人情こぼれ話―足尾銅山の社宅・坑夫長屋のこと
足尾をめぐる峠・峠―峠を越えて自然いっぱいの谷底の町へ
銅山の祭礼イベント・山神祭のこと―銅山の神聖な娯楽文化
鉱毒地の詩―明治の婦人記者・松本英子の悲涙〔ほか〕
著者等紹介
三浦佐久子[ミウラサクコ]
栃木県大田原市生まれ。東洋大学短期大学国文科卒業。東洋大学勤務を経て、文筆活動に入る。伊藤桂一、宇野千代、尾崎秀樹に師事。短編小説『破れた靴』が新潮新人賞候補に。平成3年足尾銅山閉山後のドキュメント『壷中の天地を求めて』で地方出版文化功労賞受賞。日本文芸家協会会員。日本ペンクラブ会員。大衆文学研究会幹事。金属鉱山研究会会員。足尾を語る会代表。文教学院大生涯学習センター講師
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