内容説明
元禄2年3月27日江戸深川を出発。同月28日間々田、29日鹿沼、4月1日日光、同月2日玉生、3日~15日黒羽、16日~17日高久、18日~19日那須湯本、20日境の明神峠を越えてみちのくへ。芭蕉の足跡をたどる下野の“おくのほそ道”。芭蕉がたどった下野の“おくのほそ道”六十余里を史実に基づき完全踏破。再発見と思索の旅へ誘うウォーキングガイド。
目次
下野の旅の始まり―栗橋から間々田へ
煙立つ歌枕を尋ねて―間々田から室の八島へ
日光西街道を歩く―室の八島から鹿沼へ
杉並木街道を歩く―鹿沼から日光へ
青葉若葉の日の光―日光の芭蕉
奥州古道をたどる―日光から船生へ
日光北街道を歩く―船生から矢板へ
小姫かさねとの出会い―矢板から黒羽へ
芭蕉の里黒羽―黒羽から雲巌寺へ
馬牽きむけよ…那須野ガ原を行く―黒羽から高久へ
湯街道をたどる―高久から那須湯本へ
通り難き那須の山道を下る―那須湯本から芦野へ
陸奥への旅―芦野から白河の関へ
著者等紹介
桑野正光[クマノマサミツ]
1944年栃木県馬頭町生まれ。国学院大学文学部卒業後教職につき、’76年より栃木県高体連登山部に所属。この間、国体山岳競技や高校総体登山大会の監督を歴任したほか、高体連海外登山隊の一員として、インドヒマラヤ、クンルン山脈、チベット遠征に参加。現在、栃木県立喜連川高等学校教頭、日本学校教育相談学会会員、日体協スポーツ指導員(山岳)。そのほか、ハイキング講座講師として社会人の登山指導にあたるとともに教育社会学のひとつとして、青少年問題と社会の変化をテーマに研究を続ける。主な共著として「治癒的カウンセリングの実際」「登校拒否の理解と指導」がある
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