内容説明
たえまのない苦しみ・悩みをなぐさめはげますのは詩です。詩は生涯の友だち。詩はきみを裏切らない。ポケットに一冊の詩集。
目次
リンゴの唄
泣きたくなるのはいいことだ
ムリすんなよ
悲しくてやりきれない
いつでもどきどきしてるんだ
雨ですこっそり降ってます
やけ酒
もしも月給が上ったら
うちの女房にゃ髭がある
そぼくな恋〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキノ
16
詩集のアンソロジーといえば童話屋。2020年12月刊。51編の詩。サトウハチローの「若者の日」だったか、白球をひたむきに追う詩を高校生の時に教えてもらい、それが収録されているかな?と思ったけれどなかった。ところでわたしは「うれしいひな祭り」がサトウハチロー作とは知らなかった。編者の田中和雄さんが「リンゴの唄」を聞いた時の情景が胸を打つ。 2021/01/27
サルビア
13
絵本の読み聞かせ講座で先生はいつも詩を一編持ってこられるので、詩を読んで備えています。「りんごの歌」「長崎の鐘」「小さい秋見つけた」「モズが枯れ木で」など歌でも有名ですね。佐藤愛子さんは異母妹とかで、「血脈」はサトウハチローさんのことを書かれている。この本を読みたくなってきました。2021/07/11
てぃうり
4
子どもや自分が小さいころ歌ったおなじみの歌が懐かしい。恋愛とは無関係に「ムリすんなよ」響いた。「シャベルでホイ」、おはなし会で読んでみよう。2021/04/21
hiro6636
2
リンゴの唄、うれしいひなまつり、小さい秋みつけたなど。 母への慕情を歌う詩も多く掲載。2022/02/09
kentaro mori
1
●涙は似合わない/涙は似合わない/誰でもいうの いつもいうの/だから だから/泣きたいときでも がまんして/こらえてしまうくせが/ついてしまったの//涙は似合わない/涙は似合わない/誰でもいうの なんどもいうの/だから だから/朝から晩まで 泣きぬいて/涙が似合うひとに/なってみようかな2022/08/12