目次
汚れっちまった悲しみに…
悲しき朝
生い立ちの歌
つみびとの歌
ひからびた心
嘘つきに
ピチベの哲学
追懐
幼年囚の歌
帰郷〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
47
虐めに関しても。『幼年囚(しゅう)の歌』2018/06/12
tapioka
25
中原中也の詩集。とても深い悲しみに満ちた詩ばかりでした。ですが、読み手が単に暗くなるような陰湿なものではなく、死や別れ、喪失感、劣等感による悲しみを、心の奥深いところで共感出来る、生々しく感じる言葉で紡がれた詩集でした。タイトルと同名の「汚れちまった悲しみに‥」が秀逸。「汚れちまった悲しみに、今日も小雪の降りかかる。汚れちまった悲しみに、今日も風さえ吹きすぎる」この出だしに思わず鳥肌が立ちました。あとがきで中原さんの境遇を知って再読すると、その悲しみをより味わうことが出来ます。時折読み返したい作品です。2017/02/21
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18
悲しさが溢れているけれど、リズムがよく、黙読でも音読でも飽きることがない。支離滅裂なようでいて、実は物凄くテクニカルなのでは?と思わせる詩ばかりだった。2018/11/19
のぎへん
12
中原中也の詩集。風変わりな詩なのに共感を抱けるのは、人の原風景ともいうべき部分に言及しているからなのか?躁鬱を隠さない様も愛おしい。小林秀雄に恋人を略奪されていたことを初めて知った。//チョンザイチョンザイピーフービー 真珠のように美しいのさ。2016/07/18
らん
8
声に出して読むとテンポが良いのがわかる。 が、詩の一つ一つの意味はあまりよく分からなかった。まだ早かったか。2018/09/12