内容説明
涙あり、笑いあり、恋ごころ、スケベエあり。「サッちゃん」の阪田寛夫(芥川賞受賞作家)による抱腹絶倒詩集。
目次
きつねうどん
まんじゅうとにらめっこ
たべちゃえたべちゃえ
おなかのへるうた
やきいもグーチーパー
おしっこのタンク
朝いちばん早いのは
おとなマーチ
マンモス
はぶらしくわえて〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
64
子供の柔らかな心から自然と出てきた言葉をその場で書きとめて、1つの作品にしたような詩の数々。しかし子供にはこんな詩は書けないと思う。その子供をしっかり見つめて、慈しんでいる大人の阪田さんがいるから書けるのだろう。この無邪気さと優しさは阪田さんが人間は良いものだと信じているところから来ているはずだ。そこまで行くには苦しみや葛藤もあったと思うがそれを乗り越えた時に、体の中から詩の言葉が出てきたのかもしれない。2013/10/25
那由多
16
『おなかのへるうた』『ねこふんじゃった』の作者だと知り、ビックリした。冒頭の『きつねうどん』食べたくなる。2022/07/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
阪田さんの童謡詩は、子どもの恋心や劣等感の悲しみなどがテーマ。 全45篇の中には、『おなかのへるうた』『やきいもグーチーパー』など、お母さんから子どもまで口ずさめる詩が入ってます。2019/09/13
けんとまん1007
10
え~っ、そうだったの~。そうそう、そんな感じだったよね~。の連続。ソーダ村の村長さんを筆頭に、ついつい頭の中でメロデイが流れて^^ そんな詩ばかりではないが、とても身近に感じるものばかりだ。使われている言葉もあるし、その組合せもあるし、そもそも背景にある阪田さんの視点があるんだろうな。人をどこかで信じているというのがある。だからこそ、こんな風に描けるんだと思う。人肌の温もりがある。2014/07/03
夏目
4
のんびりしたいときに読みたい本2011/11/23