内容説明
「漢文を学ぶ」第三巻目をお届けする。目次を散見するに耳の痛い話が多い。「子曰、過而不改、是謂過矣」過ちを改めざる、是を過ちと謂う。「子曰、君子求諸己、小人求諸人」まず自分自身を反省せよ。なんでもかんでも他人のせいにするな。いずれも孔子の「論語」からだ。読んでいると、雷親爺に叱られたようないい気分になる。
目次
人間到る処青山有り
孟母三遷
人を玩べば徳を喪い、物を玩べば志を喪う。
良薬は口に苦し。忠言は耳に払らう。
先ず隗より始めよ。
巧言令色、鮮し仁。
帰去りなんいざ、田園将に蕪れんとす。胡ぞ帰らざる。
過ちて改めざる、是を過ちと謂う。
君子は諸を己に求め、小人は諸を人に求む。
鳥は宿る、池中の樹、僧は敲く、月下の門〔ほか〕
著者等紹介
栗田亘[クリタワタル]
コラムニスト。1940年生まれ。戦争中愛媛県に疎開した時期を除き、大学卒業まで東京で暮らす。65年朝日新聞に入り2002年まで在社。社会問題や世相、教育のあり方などの社説を執筆する論説委員を経て、「天声人語」を担当。2000本のコラムを書いた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。