目次
見えない配達夫
行動について
敵について
ぎらりと光るダイヤのような日
生きているもの・死んでいるもの
ジャン・ポウル・サルトルに
悪童たち
ばらの花咲き
世界は
真夏の夜の夢〔ほか〕
著者等紹介
茨木のり子[イバラギノリコ]
茨木のり子詩集に「見えない配達夫」「対話」「鎮魂歌」「人名詩集」
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
259
茨木のり子の第2詩集(オリジナルの初版は1958年11月、飯塚書店)。全部で27篇の詩を収録するが、その中には、私が初めて茨木のり子に出会った詩「わたしが一番きれいだったとき」が含まれている。おそらく、この詩は茨木のり子の数ある詩の中で最も名高いのではないだろうか(実際、多くのアンソロジーに収められている)。7連のすべては「わたしが一番きれいだったとき」と歌い始められる。哀しい詩ではあるのだが、詩人の歌いぶりはむしろ決然と爽快でさえある。淡々と過去を歌うようにも見えるが、その底流には強靭な精神が秘められ⇒2025/11/27
りえこ
18
ぐさぐさくる詩がたくさん。文章が長めなので、詩だけど物語みたい。2015/03/15
Shoko
17
図書館本。久しぶりに茨木のり子を読む。第二詩集。こちらの詩集は生活に根ざした詩が多く編まれている印象を受けた。「わたしが一番きれいだったとき」も入っていた。「くだものたち」の中の、「名前を忘れたくだもの」が気になる。「女房を質に入れても食べるという 名前は忘れた南の木の実 そんな蠱惑に満ちた木がどこかに生えているなんて 絶望ばかりもしていられない」マンゴーかな?今日は休日。豊かな気持ちになった。2025/07/18
mer
17
水は高いところから低いところへ流れていくが、詩は低いところから高いところへ溢れ出てゆく、という言葉がすごく印象的で、すとん、と腑に落ちた音がした。2020/09/16
ぽんくまそ
12
1958年の詩集を2001年に復刊した本。茨木のり子。美しいひとである。まだ敗戦の燃え残りの臭いがかすかに漂う時代の詩だが、そんな事を知らなくても今なお読んで感じさせる。社会のくだらなさを見透し、自分のその時点での最善を見えない連想、想像の手でせめて精神へは引き寄せようと。社会がくだらない2023年の今、読み応えのある詩集である。 2023/10/05




