感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せ〜ちゃん
24
★★★★ 大蛇が現れ、何故か川になる･･･(この大蛇達の寿命が後にどういった意味を成すのかも分かるのだが、それは随分先の話) 川となった大蛇にも心を尽くす羅貫(ラカン)。 その「心」がとても大切に積み重ねられていくんですね♪ 成重と同じように母である重雪さまに捨てられた妹:三重(サエ)も登場するのだが、ここにも伏線が張られているんですよ(*￣m￣)･･･ 8巻でもまだ触りの段階だと思っても良い程、このお話なかなか奥が深いんです♪2014/11/30
そらねこ
14
今回は悲しくて素敵な話だった…(ノД`)・゜・。泣けました…大蛇がその名前のついた川になり、それを受け入れて死ぬ命なんですね…羅貫は本当に素敵な子だ～…それを創る作者様も素敵♡ もう、成重の母ちゃん怖すぎだよ…この世界にいると自分の事しか考えられなくなるんかなぁ…( ;∀;)ホロリと来た後、千艸が念願の羅貫とのお風呂に癒された♡(*´﹃｀*)2016/07/16
Romi@いつも心に太陽を！
9
つっこみが素晴らしいなぁ惚れ惚れします(笑) 大蛇登場。連鎖する彼らの死。閉じ込められ、自問し続けた自らの存在意義。捨てられた身である成重に重なる悲しみと怒り。訪れる無意味の死に、一つの意味をもたらしたラカン。死して後、大地の一部となる・・自分が死んでも、いつか緑の世界で子供たちが幸せになれるんだと希望が持てる。そう呟いた親父さんにもホロリときた。杉浦さんのこういうとこ好きです。しみじみ。2010/09/23
ｼﾞｭﾝｺ
8
「怒りで 気持ちが悪いだけ」2016/03/07
矢代
7
大蛇の鱗は固くなり、体内は地下水を呼び水にして満たされ、寿命と共に川になる。大蛇たちは自分の存在する意味を死ぬ間際に問う。それに答えたのは羅貫。「川」という答えを出しましたが、これは地下水脈のことなんでしょうね。永いこと地下深く眠っていたのに死の予感を感じる大蛇たちの問い。そして世界は再生されていく。植物は水がないと育たないですもんね！成る程よく出来てる。そこに植物を咲かせる羅貫。この巻感動しました。2015/02/17
