内容説明
痴ほう老人の介護はたいへん…。でも介護をすることで初めてわかる幸せもあったんです。―前向きで度胸のよい母、元気なはりきり娘の長女、働き者でしっかりした次女、なかなか親離れできないやさしい長男、そしてウロウロしながらも一家をまとめる父。そんな家族が全員で明るく、やさしく、力強く、そして楽しく痴ほう症の祖母たちを支え合う。
目次
天女って誰のこと?
一月十五日はなんの日?
ありがとう ロッキー
満ちゃんばあさんの痴ほうの始まり(息子はだめだ。明ちゃん、頼むわねー)
満ちゃんばあさんと文ちゃんばあさん
満ちゃんばあさん、孫の大助とおどる
満ちゃんばあさんのあんぱん事件
私の夫、安部競さんは生きている―
寝言と独り言で夜は私のもの
おまわりさん、隠岐空港はどこですか?〔ほか〕
著者等紹介
安部才朗[アベトシロウ]
1947年、島根県の日本海に浮かぶ隠岐の島に生まれる。高等学校までを島で過ごし、大学は広島工業大学建築学科卒業。卒業と同時に大和ハウス工業(株)本社工事部勤務。半年後に東京ドームの屋根面テントを担当した太陽工業(株)にスカウトされ、太陽工業(株)開発部に勤務。10年間のサラリーマンののち独立し、町のテント屋「アビコ建装」を開業。その後、太陽テントグループのイベント会社、TSP太陽(株)の協力業者となり、20年が過ぎる。その間、千葉県我孫子市青山台自治会長、我孫子第三小学校PTA会長を歴任し、現在我孫子市民生・児童委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。