内容説明
ジェシカ・オパール・クレヴァリングは、かつてはクレヴァリング家の所有だったオークランド館の主ベンと親しくなり、ベンの息子ジョスとの結婚を強いられる。彼は孔雀とあだ名される誇り高い男だった。ベンは鉱山での事故がもとで、鉱山の株式と「グリーンフラッシュ」と呼ばれる最高のオパールを二人に遺して世を去った。名目だけと約束して結婚した二人はオーストラリアへ渡る。シドニーで孔雀荘と呼ばれる屋敷の女主人となったジェシカは、会社にとけこみ、オパールの知識も深めていくものの、一方いつかジョスに殺されるのではないかと不安につきまとわれるのだった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sue
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3.6/5 ジェシカは由緒ある貴族の出身だが、既に家は没落していたが、昔の豪邸の今の持ち主、オーストラリアでオパールを掘り財を成したベンと友人になったことで状況が変わり始める、という話。ホルト作の「琥珀色の瞳の家庭教師」がすごくよかったので読んでみたのだが、それほどではないにしろ後半にかけてかなり面白かった。ゴシックロマンスだけれど、オーストラリアのオパール鉱山も関わってきて、近代的な色もある。ホルトは年の差ロマンスとミステリーの絡ませ方が天才的。訳がいまいちだったのが残念。2017/12/09
ごへいもち
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多少冗長だけどまぁまぁ2009/03/01