イギリスの交通―産業革命から民営化まで

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  • サイズ A5判/ページ数 338p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784887305694
  • NDC分類 682.33
  • Cコード C3036

内容説明

250年前、工業化の黎明期に、いかなるイギリス人も生誕地からはなれて遠くへ旅することは稀であった。しかし今やイギリス人は、他の国々の人々と同様、きわめて移動性に富んだ生活をおくっている。今や人々は職場への通勤のために1週間に100マイルも旅することを苦にしないし、また休暇のために数千マイルを飛行機で旅することも平気である。250年間にわたって生じた交通運輸の変遷を考察するのが本書の課題である。

目次

内陸水運
沿岸海運
自動車以前の道路交通
鉄道の発達
1914‐45年の鉄道
自動車交通
都市交通
国有化
技術と交通
航空輸送
民営化
公共交通の衰退
問題と可能性

著者等紹介

バグウェル,フィリップ・S.[バグウェル,フィリップS.][Bagwell,Philip S.]
ウェストミンスター大学名誉教授

ライス,ピーター[ライス,ピーター][Lyth,Peter]
ノッティンガム大学、国際経営史研究所・フェロー

顎元信[カジモトモトノブ]
1976年関西大学大学院経済学研究科博士課程修了。現職は帝塚山大学経済学部教授、経済学博士
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Ohta "Landsman" Tohkan

1
本書はイギリスの交通政策をそれぞれ「沿岸海運」や「都市交通」といった種類ごとに分けて包括的に論じたものである。特に鉄道に関しては19世紀の鉄道創成期から1990年代の民営化までを政策や経営状態も含めて詳述し、長期的な視点に基づいた鉄道政策の欠如を指摘している。本書を手に取る前に注意しておきたいことは、その内容はあくまでイギリス(ブリテン島)の国内交通について詳述したものでイギリス帝国における海運やインペリアル・エアウェイズに代表される長距離航空交通に関しては触れていないという点である。2021/04/27

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