内容説明
本書はものつくりの化学の面白さと重要さを、主として無機系の分野の実務的エピソードを織り交ぜながら、著者が大学で学生たちと対話形式で講義した内容の一部を紹介したものである。
目次
海洋資源と海洋開発
食塩の電気分解
海水からのマグネシウムの回収
炭酸ソーダ
ガラス
結晶とX線回折
結晶系
「最初に岩石ありき」
銅の熔錬
銅の電解精製〔ほか〕
著者等紹介
宮崎和英[ミヤザキカズヒデ]
1931年12月長崎に生まれる。1953年3月九州大学工学部応用化学科卒業。1955年3月九州大学大学院応用化学専攻修士課程修了後、ただちに三井金属鉱業(株)入社。1957年9月会社より派遣され1年間、米国マサチュセッツ工科大学留学(現Department of Materials Science and Engineering)。1972年7月技術士(化学部門)、工学博士。1976年4月三井業際研究所MIT専門委員会常任委員を兼務。1981年2月三井金属鉱業(株)電池材料研究所を創設、初代所長。1985年4月同社中央研究所所長。1986年4月同社理事。1990年4月福岡大学工学部教授。1991年4月同大学院教授を兼任。1999年4月同大学評議員。2002年3月定年退職、引き続き同大学院非常勤講師(現在に至る)
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