内容説明
本書はフランスの作家サン=テグジュペリの『星の王子さま』(一九四三)を取り上げ、この物語にどのような意味世界が展開しているのかを考えたものです。
目次
第1章 「おとな」と「子ども」の対立と和解
第2章 心の真実と主体的な世界
第3章 愛がある心
第4章 心の迷いと成長
第5章 絆と見えない世界
第6章 ものと関係
第7章 見えない幸せの世界
著者等紹介
水本弘文[ミズモトヒロフミ]
昭和20(1945)年、福岡県生まれ。九州大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、北九州市立大学文学部比較文化学科教授。専攻はフランス文学、フランス文化
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感想・レビュー
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ねむりん
2
何度も何度も読み返しています。人と真の関係をつくる大切さを学んでいます。水本先生、ありがとうございます!2017/06/10
Chisa
1
優しい語り口で「星の王子さま」を見つめ直します。王子さまは完璧な存在だと思っていたけれど、王子さまの中にも「おとな」と「子ども」の葛藤がありました。王子さまはキツネやパイロットに出会って、関係を築けたから、本当に大切なものに気づけたんですね。2016/04/24
みつ
1
テーマごとにじっくりじっくり語ります。ふとした疑問をたくさん与えられました。2014/01/14
Hitomi Uchino
1
恩師の著書!