内容説明
自分の体の営みを知ることはどのような専攻の学習をしようが、日常生活を営む上で大変重要なことだ。本書は体について知りたい、かといっても医学書はあまりにも重厚で手がでない、なにかとっつきがよくて体のことを全般に知りたい。本書はそのような人を対象に構成した。また、生物学のバックグランドを持っていない学生や一般の読者のために、日常の体に関係する具体的な話や例え話を多く盛り込んだ。章立になっているが各章は独立しており、どこからでも興味があるところから読み始められるように構成した。また、必要に応じて体の部位に関する病気やその原因についても簡単にふれて、日常の健康管理にも役立てられるようにした。
目次
宇宙(体)を作る星たち(様々な細胞)
宇宙(体)を支える支柱(骨)
宇宙(体)の動力(筋)
絶え間なく脈を打つ命の象徴(心臓)
宇宙基地の空調システム(呼吸器系)
宇宙(体)を作る素材の仕入れや合成の工場(消化器官)
宇宙基地の水資源リサイクルセンター(腎臓と排水システム・膀胱)
新星(命)の誕生を準備する生殖器
宇宙(体)の環境を整える薬たち(ホルモン)
宇宙(体)を守る兵士たち(免疫、血球)
宇宙(体)を操る司令塔(脳)
宇宙基地のレーダー(感覚器)
著者等紹介
杉田昭栄[スギタショウエイ]
1952年生まれ。1978年宇都宮大学大学院農学研究科修了。1982年千葉大学大学院医学研究科修了。学位は医学博士(1982年千葉大学)、農学博士(1991年東京大学)。1982年千葉大学医学部助手。1991年宇都宮大学助教授農学部。1996年宇都宮大学教授、現在に至る。東京農工大学連合農学研究科教授併任。上期間中、1986~1988年アメリカ合衆国インディアナ大学に留学。学会活動等は日本解剖学会(学術評議委員、1994~)、日本獣医学会(評議員、1997~)、日本畜産学会(編集委員、1996~2001)、日本実験動物学会(評議員、2000~)、ヒトと動物の関係学会(評議員、1995~)、日本神経科学会
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