最新家畜育種の基礎と展開

最新家畜育種の基礎と展開

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  • サイズ A5判/ページ数 259p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784887304062
  • NDC分類 643.1
  • Cコード C3061

内容説明

本書の目的は、遺伝的改良量の向上といった家畜育種の目標に対し、量的遺伝学を利用するために必要な知識を提供することである。家畜はその予測育種価あるいは遺伝的価値に基づいて選抜される。本書は育種価の計算を中心に進められ、個体の育種価予測には、いろいろな情報源が組み合わされて利用できる。牛や豚の育種計画の例を使って、いろいろなアイデアや導き方を説明した。育種価予測のために必要な統計的手法と行列演算の方法が記述されており、本テキストには先端的な育種技術に必要なものがすべて揃っている。本書に含まれるいくつかのアイデアとテクニックの理解を助けるため、内容に即した練習問題と解答例を巻末に収録。

目次

分散について
量的遺伝学領域における分散分析の利用
回帰と相関の利用
高い遺伝的価値をもつ個体の判定
血縁個体からの情報
選抜指数法
選抜目標と選抜基準の例
遺伝的改良量に影響を及ぼす要因
能力検定、後代検定、MOET(多排卵胚移植モデル)
複数個体に対する育種価の同時予測
育種価の予測と環境効果
多変量の育種価予測
既知の大きな効果をもつ遺伝子がある時の育種価
二値形質の育種価

著者等紹介

キャメロン,N.D.[キャメロン,N.D.][Cameron,Neil Donald]
1954年2月スコットランドに生まれる。1987年エジンバラ大学動物遺伝学の分野でPh.D取得。1986年から1993年までエジンバラ動物生理遺伝学研究所上席研究員。1994年からロスリン研究所プロジェクトリーダー。この間連合王国エジンバラ大学、合衆国コーネル大学等で動物遺伝学、量的遺伝学と育種プログラム等の講義を担当。これまで、50編以上の論文を発表

鈴木啓一[スズキケイイチ]
1950年3月宮城県に生まれる。1979年3月東北大学大学院農学研究科博士後期課程修了。農学博士学位取得。1983年宮城県畜産試験場に勤務、現在上席主任研究員(種豚家きん部原種豚班リーダーとして豚の育種改良を担当)

内田宏[ウチダヒロシ]
1942年2月東京都に生まれる。1964年3月東北大学農学部畜産学科卒業、農学博士、現在宮城県農業短期大学教授(家畜育種学担当)

及川卓郎[オイカワタクロウ]
1955年9月宮城県に生まれる。1986年3月、東北大学大学院農学研究科博士課程前期修了(農学博士)。琉球大学農学部助手をへて、現在、岡山大学農学部助教授(家畜育種学を担当)
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