内容説明
人里離れた島にある、荒れ果てた修道院に暮らす三人の修道女、マルガリータ、イフィジナイア、カーラ。修道女らしからぬ野蛮さを持ち合わせた三人の暮らしは正統なキリスト教からは遠く離れ、邪教の雰囲気さえ感じられた。羊の群れとともに野性の生活を続けるその平和な日々は、ある日突然乱される。やってきたのは一人の司祭。その目的は修道院をリゾートに開発することだった…巧みなストーリーテリングで、おとぎ話や伝説の世界と現代とが絶妙に織り合わされた異色作。
著者等紹介
デイ,マーレル[デイ,マーレル][Day,Marele]
オーストラリアのシドニー出身。シドニー大学卒業後、果樹園で働いたり大学で教鞭を執るなど幅広い経験がある。イタリアやフランス、アイルランドなどに暮らし、現在は作家・エディターとして活躍している
田中よう子[タナカヨウコ]
東京女子大学文理学部英米文学科卒。外資系企業の役員秘書などを経て、現在フリーの翻訳家。東京都在住
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感想・レビュー
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