内容説明
魅惑の4オクターブ・ボイスを駆使し、華麗に歌い舞った不世出のロック貴公子。その知られざる真実の姿を綴った唯一のフレディ本、待望の邦訳!クイーンの衣装係を経て、フレディのパーソナル・アシスタントを約10年間務め、スーパースターの最期を看取った著者の回想録。
目次
第1章 ツアー
第2章 レコーディング
第3章 プロモ・ビデオ
第4章 アートワーク
第5章 プライベート
第6章 自由への旅立ち
著者等紹介
フリーストーン,ピーター[フリーストーン,ピーター][Freestone,Peter]
英国サリー州カーシャルトン出身。’79年よりクイーンの衣装係を経てフレディ・マーキュリーのパーソナル・アシスタントとして10年余、フレディを公私ともに支えた。’91年11月24日、後天性免疫不完全症候群(エイズ)による合併症で死亡したフレディの最期を見届けたひとりであり、その後50万ポンドの遺産を譲りうけている
エヴァンス,デヴィッド[エヴァンス,デヴィッド][Evans,David]
音楽ライター
田中雅子[タナカマサコ]
岩手県盛岡市出身。国際映画祭の運営に携わる傍ら、エンターテイメント翻訳・映像字幕翻訳を手掛ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ganesh(ガネーシャ )
6
図書館本。映画を観た後に借りてみた。アルバムの撮影秘話などの記載もあり。Apple Musicで曲を確認しながら読み進めたので、読了までに時間がかかってしまった。2018/12/18
りん
2
私はこの手のスター本が嫌いだ。特に故人のもの。音楽とアーティスト自身を極力セパレートして捉えたいし、こういう本には褒めちぎって提灯持ちをする内容のものも多い。だがこれはそういったヨイショ本ではない。著者が目にしたフレディの良いところ悪いところ、どちらも描かれており、こういうことがあった、こんなものが好きだった、こういうことを話していたという客観的な内容ばかりだ。著者の感想や意見などは極力抑えられている。著者の目に映った晩年のフレディがこの本に住んでいるようですらあった。カバリエやマイケルとの交流も面白い。2013/02/07
ととろ
1
‘79以降フレディのそばで共に仕事をしていた友人として、彼との日常についてとても詳細に描写している。ツアーやレコーディング、ガーデンロッジの中の様子、そして最期の時まで事細かく。自分の意見などは極力挟まず、ごく客観的に彼の発言や行動を書いていて、読み応えがあった。知り合いを見つけたら一緒に列に並びたがった事など、微笑ましいエピソードもいっぱい。大好きだった日本の事も書いてあり、最初から彼と仕事をしてくれていたら、ホットスペースより前の事も詳しく知れたのにな〜、とちょっと残念。2019/08/09
鹿乃子
1
バックステージで衣装を準備する描写は興味を持って読んだ。それぞれの性格が出そう。うっすら知ってはいたが、かなり奔放に恋人探しをしていたようだ。最期に至るまで、家でどう過ごしていたかかなり詳しく書いてあった。最後の一文「私の最後の奉仕に、きっと彼も満足してくれているように思う。私の仕事はフレディをどこから見ても完璧な人物に見せることだったから。」がなんだか印象に残った。2019/06/06
ユミセツカヤ
1
身近な人による記述なので、主観的だと思ったけど、極力客観的であろうと努めている感じがした。かなり生々しいフレディの様子が伝わってくるが、不快ではなく、彼の人間性に思いを馳せた。フレディマーキュリーはやっぱり天才だったし、懸命に生きていたひとだった。2018/12/02




