内容説明
オックスフォード、ケンブリッジ、ハーバードから、世界最先端の科学者たちが警鐘をならす!21世紀、ゲノムの時代を私たちはどう生きるべきか?オックスフォード大学、アムネスティ講演会でのスリリングな議論を収録!クローン人間の誕生が間近と言われる現代、我々は、いま一度人権について真剣に考えなければならない―。
目次
ヒトのクローン
私のクローン人間否定論
ドリー:生物学的コントロールの時代
クローンと個性
遺伝子情報へのアクセス権はだれが持つべきか?
遺伝子の不運と健康保険
クローン、遺伝子、人権
クローン技術と公共政策
優生学と人権
優生学と遺伝子操作
ブリキの遺伝子と補償
人権と遺伝子工学についてのアフリカからの視点
権利の先にあるもの
著者等紹介
バーリー,ジャスティン[Burley,Justine]
マンチェスター大学政治学部上級専任教官。オックスフォード大学エクセター・カレッジ政治学非常勤講師。編書に『Ronald Dworkin and His Critics』など
ドーキンス,リチャード[Dawkins,Richard]
オックスフォード大学教授(チャールズ・シモニイ基金「科学啓蒙講座」初代教授)。同大ニュー・カレッジ教官。専攻は進化生物学。著書に、『The Selfish Gene』(邦訳『利己的な遺伝子』(紀伊国屋書店刊))、『The Extended Phenotype』(邦訳『延長された表現型―自然淘汰の単位としての遺伝子』(同))、『The Blind Watchmaker』(邦訳『ブラインド・ウォッチメイカー―自然淘汰は偶然か?―』(早川書房刊))、『River Out of Eden』(邦訳『遺伝子の川』(草思社刊))、『Climbing Mount Improbable』、『Unweaving the Rainbow』ほか多数
石井陽一[イシイヨウイチ]
1938年生まれ。学習院大学政経学部卒。日本航空(株)入社後、人事、管理・現業など多部門の業務に携わる。アンカレッジやカイロの海外勤務を経験。『遺伝子革命と人権―クローン技術とどうつきあっていくか』で翻訳家デビュー。横浜市在住
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白うさぎ