内容説明
「夫婦別姓」「週末婚」そしてもうひとつ、２１世紀の家族のかたち。ある結婚式で、招待客がつぶやく。「“結婚式”じゃなくて、ちがう呼び方にするべきよ。２回めなんだから」新郎と新婦は、ともに再婚だった。子どもたちは、不安だった。義理の父母に心を開くことは、実の父母を裏切ることになる。血のつながらない人間を、家族と呼びたくなかった。
著者等紹介
トロロープ，ジョアンナ［Ｔｒｏｌｌｏｐｅ，Ｊｏａｎｎａ］
１９４３年、イギリス南西部グロスターシャーに生まれ、現在も同地で暮らしている。外務省勤務と教職を経たのち作家活動に専念。「Ｔｈｅ Ｍｅｎ ａｎｄ ｔｈｅ Ｇｉｒｌｓ」（『オックスフォードの恋人たち』扶桑社）ほか著書多数。作品のほとんどがイギリスでベストセラーリストの第１位を獲得しており、テレビドラマ化されたものも多い。キャロライン・ハーベイのペンネームで歴史小説も発表している
田沢恭子［タザワキョウコ］
１９７０年生まれ。お茶の水女子大学大学院修了
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