ヘルファイアー・クラブ―秘密結社と18世紀の英国社会

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  • サイズ A5判/ページ数 319p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784887217775
  • NDC分類 361.65
  • Cコード C0022

内容説明

「経験のなかにこそ知識のすべてがみいだせる」。啓蒙の時代と呼ばれた世紀は、同時に快楽を求めることが万人の権利とみなされた時代でもあった。享楽の実践の果てにある“地獄の業火”に灼かれての悪魔的な饗宴―その虚々実々を検証しながら、ヨーロッパ史の隠れた一断片を逍遙する。

目次

第1章 地獄の業火への序曲
第2章 紳士クラブ、売文業者、“モーホク団”、そして社会変化
第3章 ヘルファイアー・クラブ
第4章 グランド・ツアー、“ディレッタンティ協会”、“ディヴァン・クラブ”
第5章 “メドメナム修道士会”
第6章 『女性論』―暴かれた“修道士会”
第7章 公人と私的悪癖
第8章 スコットランドと地獄の業火
第9章 “ビーフステーキ協会”、“悪魔連”、“ドーキー王国”、アメリカ植民地

著者等紹介

ロード,イーヴリン[ロード,イーヴリン][Lord,Evelyn]
ケンブリッジ大学修士課程コース長。専門は英国地方史

田口孝夫[タグチタカオ]
1947年生まれ。東京教育大学大学院修士課程修了。現在、大妻女子大学文学部教授

田中英史[タナカヒデブミ]
1938年生まれ。東京教育大学大学院博士課程満期退学。現在、大妻女子大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tokky.com(dm)

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装丁も黒々といかにも秘匿された世界の話という興趣を搔き立てる。扇情的な筆致ではなく、淡々と資料に基づく話を連ねており、内容は内容だが読み心地はクールなもの。有人閑居して不徳に耽る。2013/03/03

cymbal

0
秘密結社の姿を誠実に描き出そうとしているからこそ、読み物としての魅力を損なっている部分はあると思う。でもそれは仕方がないか。なかなか面白いです。2012/07/03

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