内容説明
レオナルド、中世錬金術、キルヒャー、そして全景図(パノラマ)、透視図(ジオラマ)、幻灯(マジック・ランタン)、立体写真(ステレオスコープ)、覗きメガネ(コズモラマ)、光の箱(カメラ)…エディソン、リュミエール兄弟出現までの“光学的表現(イコン)の海”を航行し、民衆の“眼=思考”の変遷を図版122点とともに考察する。
目次
船の櫂としての両眼
視覚の世界を航海するヨーロッパ地図のために
眼と光、驚異的な世界の創造と征服
広場と歩みの痕跡
新たな人工の眼と驚異の箱
マジック・ランタン
虹の色彩に没頭する
新世界(覗きからくり)
魂の亡霊
コズモラマ(覗きメガネ)の悲劇〔ほか〕
著者等紹介
ブルネッタ,ジャン・ピエロ[ブルネッタ,ジャンピエロ][Brunetta,Gian Piero]
1942年、北イタリア、チェゼーナ生まれ。映画評論家、映画史家、パドヴァ大学教授。イタリアの優れたメディア文化活動に対して贈られる、ジャン・ミトリー賞(2000)、フライアーノ賞(2002)を受賞。主にイタリア国内で旺盛な著作活動を行っている
川本英明[カワモトヒデアキ]
1955年、奈良県生まれ。翻訳家。早稲田大学在学中よりイタリア語を学ぶ。ペルージャ国際大学留学後より、イタリア文学、イタリア映画研究を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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