失われた建築の歴史

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  • サイズ B5判/ページ数 293p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784887217744
  • NDC分類 520.2
  • Cコード C0020

内容説明

伝説のバベルの塔から世界貿易センターまで、映画「メトロポリス」の美術セットから未完の東京ミレニアム・タワーにいたるまで、人類が永遠に失った140点以上の建築物を328点の図版と共に解説する。

目次

イントロダクション
第1章 神話的建築
第2章 平和な時代に失われた建築
第3章 戦争で失われた建築
第4章 短命に終った建築
第5章 神の御業
第6章 政治によって失われた建築
第7章 想像世界の建築
第8章 自壊した建築
第9章 製図板に残された夢

著者等紹介

グランシー,ジョナサン[グランシー,ジョナサン][Glancey,Jonathan]
イギリスの建築評論家。王立建築家協会名誉会員。現在、日刊紙『ガーディアン新聞』の建築・デザイン編集委員のほか、執筆活動、BBCテレビやBBCラジオのパーソナリティを務めるなど多方面で活躍。『建築批評』副編集長や『建築家』編集長を歴任、著書多数

中川武[ナカガワタケシ]
1944年生まれ。早稲田大学理工学術院創造理工学部教授(建築史)。早稲田大学総合研究機構・ユネスコ世界遺産研究所所長。1994年より日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA)の団長を務める。保存修復技術の国際協力により、カンボジア・サハメトレイ王国勲章、日本建築学会業績賞、早稲田大学大隈学術記念褒賞等を受賞。建築史学会会長、日本建築学会副会長等の要職を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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入道雲

4
面白い建築の本だ。 普通の名建築の紹介ではなく、タイトルの通り、今は無い建築の紹介なのだ。 章名から抜粋すると、神話的建築、平和な時代に失われた建築、戦争で失われた建築、短命に終わった建築、神の御業、政治によって失われた建築、想像世界の建築、自壊した建築、製図板に残された夢。 どの章も興味深く、初めて知る建築も多々あり。2016/12/10

Go Extreme

1
失われた偉大なる建築への問いかけ 戦争・天災・政治等多様な破壊要因 時代遅れ理由の無慈悲な取り壊し 商品としての建築と市場の無慈悲 ミノタウロス迷宮クノッソス宮殿 アレクサンドロスによるペルセポリス破壊 カルタゴ破壊とローマによる再建 借金返済で消えたノンサッチ宮殿 ブルータリズム建築 政治・イデオロギーによる意図的破壊 ソロモン神殿破壊と再建への祈り 火災という最大普遍の破壊者 野心と性急さが招いた大邸宅崩壊 未完のナチス都市計画ゲルマニア 失われた建築が問う存在と無 未来への指針たる失われた価値理解2025/04/29

Mann

0
図版・写真が本の六割くらいはある、大人向けの絵本。皆様ご存知のロードス島の巨像や、アレキサンドリアの灯台など、今あれば一大観光地だろうな、という建築の絵図鑑。絵を見ているだけで楽しい。 神話の時代の建物から、戦争や震災で失われたもの、惜しまれてなくなったもの、設計ミスで崩壊したもの、映画の中の建物、最後は設計だけれ終わったものまで。 著者はイギリスの建築家らしく、英国を主に欧米の建物がほとんど。その中で、帝国ホテルが惜しいらしく、多くのスペースを割いて紹介。今の技術ならばなんとかなったかもしれない、とのこ2012/06/29

Tamy

0
色んな意味の「失われた建築」で面白かった。まさか映画まで出てくるとは。2011/07/16

out_to

0
図書館で借りたのだけれども、返すのが嫌になるくらい面白かったです。それにしても、私の中のバベルの塔はどれでもなかった。(当たり前)2010/09/12

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