内容説明
自らも熱狂的なトールキニアン(トールキン愛好家)である著者が、英国トールキン協会の全面的協力を得て増補改訂した決定版『指輪物語』読本。巻頭の各概論に加え、百数十もの厳選されたキーワードをめぐる論考と三〇〇項目を超える「中つ国事典」によって“英国ファンタジーの大山脈”J.R.R.トールキンの人物像と『指輪物語』を中心とした作品世界を解き明かす。
目次
1 『指輪物語』(トールキンの生涯と作品;『指輪物語』入門;『指輪物語』クロニクル;『シルマリル物語』との関係)
2 トールキンキーワード(テーマ/構想/イメージ;人生における人と場所;トールキンの著作)
3 中つ国事典
著者等紹介
ドゥーリエ,コリン[ドゥーリエ,コリン][Duriez,Colin]
英国ダービーシャーの生まれ。トルコのイスタンブール大学への2年の留学ののち、北アイルランドのアルスター大学で英文学と哲学を学ぶ。1983年よりレスター在住。現在、著述家・編集者として活躍
田口孝夫[タグチタカオ]
東京教育大学大学院修士課程修了。大妻女子大学文学部教授(英文学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Die-Go
31
『指輪物語』『ホビットの冒険』『シルマリルの物語』の著者、J.R.R.トールキンを知る上での基本的情報を網羅。既に知っていることもあれば、新たな情報もあり、読みごたえあった。★★★★☆2021/01/22
くり坊
1
地元図書館にて「トールキン」でキーワード検索して蔵書を探して貸出した、そのうちの1冊です。あくまで個人的な意見として受け止めて頂きたいのですが、貸出した6冊の中では、あまり「良い」出来栄えの本とは思えない内容でした。唯一、褒めるべき点があるとすれば、第四章「『シルマリルの物語』との関係」にて、『指輪物語」と『シルマリルリオン』の深い「結び付き」に着目し、それを概略的な紹介ながら、読者の知識を補完しようとする意図がある点、この一点に尽きます。あとは読むべき内容を他の書物に代替えされてしまう1冊であります。2025/05/23
鑑真@本の虫
1
うむ……。2012/09/12
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