内容説明
冷戦後、そしてとりわけ“9・11”後、多様化し複雑さを増している国際情勢を正しく読み解き、さまざまな政治理論の歴史的な軌跡や思想的基盤を解き明かし、未来を展望するための指針となる、厳選された13章。
目次
国際関係論の理論と展開
国際政治理論:一九一九―一九六九年の通観
世界秩序の弁証法―国際問題を研究する未来の発掘学者たちへの覚え書き
国際関係論の次段階の問題―批判理論からの見方
カント、自由主義の遺産、外交
あなたがわかっていないだけよーフェミニストと国際関係論理論家との厄介な関係
批判的国際関係論と構成主義は危険な関係か
部分的にグローバル化された世界のガバナンス
不平等の時代のラテンアメリカ―新「ユートピア」を迎えて
グローバルガバナンスは深刻に受け止めるべきなのか
進化論的アプローチから見た二一世紀の長期・短期的グローバル政治
多国間リベラリズムとアメリカの優位
地球政治の秩序形成論理
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Krupp
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非常に長く濃い内容だった。素養のある人は違うのだろうが、私にとっては初見ですべての内容を理解するのは難しかった。 '04年に出版され、当時の国際関係論を一望できるよう、編者が色々な方面から論文を選び、まとめた本である。様々な方向性を内包するため、総括して感想を述べるのは少しむずかしい。 編者は大学生、大学院生も対象としているとするが、内容の難しさと価格(8000円)は少なくとも大学生が入門書として読むには向いていない。ただ、国際関係論を学ぶに当たって、多少理解があれば入門書ともなるように感じる。2019/07/07
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- 洋書
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